LINE公式アカウントの「リッチメニュー」は、アカウントの運用効果を大きく左右する重要な機能です。しかし、「どのサイズで作ればいいの?」「スマホで綺麗に見えない」「設定方法がわからない」といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
このコンテンツでは、LINE公式アカウントが公式に推奨している正確な画像サイズ、画像をスマホ画面で美しく見せるためのデザインのコツ、そして管理画面での具体的な設定手順までを徹底解説します。すぐに使えるデザインテンプレート情報もご紹介しますので、本記事を最後まで読めば、あなたのLINE公式アカウントの運用効果を高めるリッチメニューが完成します。
LINEリッチメニューの推奨画像サイズと基本仕様

まず始めに、リッチメニューを作成する上で最も重要な「サイズ」と「仕様」について、LINE公式アカウントの規定に基づき正確に解説します。
公式推奨の画像サイズ(テンプレート)
LINEリッチメニューには、ユーザーのトーク画面のサイズに応じて主に2種類の推奨サイズがあります。画像を粗くしたり切れたりすることなく綺麗に表示させるために、このピクセルサイズで作成しましょう。
推奨される画像サイズは以下の通りです。
- 大サイズ: 2500px × 1686px(縦横比 約1.48:1)
- 小サイズ: 2500px × 843px(縦横比 約2.96:1)
以前は「1200px × 810px」なども推奨されていましたが、現在はより高画質で表示させるために2500px幅での作成が推奨されています。
リッチメニューの表示比率(縦横比)について
リッチメニューは、トーク画面の下部に表示されるため、この縦横比(アスペクト比)がデザインの鍵となります。
- 大サイズ(約1.48:1): 画面を広く占有し、リッチメニューの存在感を強く出したい場合に適しています。6分割など、多くの情報を盛り込みたい場合に便利です。
- 小サイズ(約2.96:1): 画面占有率が低く、トーク画面を広く見せたい場合に適しています。メニュー数が少ない場合や、シンプルな誘導を行いたい場合に使われます。
どちらのサイズを選ぶかは、ユーザーにどれだけ情報を伝えたいか、トーク画面の邪魔にならないかという観点で決定しましょう。
ファイル形式とファイルサイズの上限
デザインした画像を管理画面にアップロードする際の規定も確認しておきましょう。
- ファイル形式: JPGまたはPNG
- ファイルサイズ: 1MB以下
PNG形式は透過が可能ですが、ファイルサイズが大きくなりがちです。1MBを超えるとアップロードできないため、画像サイズを推奨ピクセルで作成後、必ず1MB未満に圧縮してください。
効果的なリッチメニューのデザイン作成・分割パターン
ただ規定サイズで作るだけでなく、ユーザーの行動を促すための効果的なデザインも重要。ここでは、デザイン作成のコツと、定番の分割パターンを解説します。
必須のデザイン要素:ボタン・テキスト・背景
リッチメニューの役割は「ユーザーを目的の場所に誘導すること」です。そのためには、以下の要素が必須です。
- ボタン(アクションエリア): ユーザーがタップするエリアです。分割パターンに合わせて明確な境界線を引きましょう。
- テキスト(ラベル): 何のボタンかわかるように、簡潔で行動を促す文言を大きく配置します。「新商品を見る」「クーポンを使う」「予約はこちら」など。
- 背景: アカウントのブランドイメージに合った色や素材を使用します。ただし、テキストの視認性を損なわないよう、派手すぎる背景は避けましょう。
スマホで綺麗に見せるデザインのコツと注意点
リッチメニューはPCではなく、スマホで表示されることがほとんどです。常にスマホでの表示を意識してデザインしましょう。
例えば、タップエリアの中心に文字を配置するのがおすすめ。 スマホでのタップのしやすさを考慮し、文字はボタンエリアの中央に大きく配置します。端に寄せすぎるとタップしづらい場合があります。
また、 ボタン同士が密接しすぎると誤タップの原因になります。適切な余白(パディング)を取り、指で押しやすいデザインにしましょう。 文字と背景の色は、はっきりと区別できるコントラストをつけるのもあり。特に屋外などの明るい場所でも読めるように、視認性を高めることが重要です。
リッチメニューの定番・効果的な分割パターン
リッチメニューは、画像作成時にどの部分をタップエリアにするかを自由に設定できます。効果を高めるための定番パターンは以下の通りです。
- 2分割(左右): 最もシンプルで視認性が高い。「予約」と「メニュー」など、2大アクションに絞りたい場合に適しています。
- 4分割(田の字): 大サイズでよく使われるパターン。メイン機能(2つ)とサブ機能(2つ)をバランス良く配置したい場合に便利です。
- 6分割(3列×2段): 大サイズでの最大活用パターン。多くのメニューを表示させたい場合に有効です。ただし、一つ一つのボタンが小さくなるため、文字は簡潔にしましょう。
- 上部1分割+下部複数分割: メインアクション(例:最新情報)を上部全体に大きく配置し、下部にサブメニューを配置する応用パターンです。
リッチメニューデザインテンプレート
デザインは基礎が分かっても、作成するのがなかなか難しいもの。こでは、デザインの知識がなくてもすぐにリッチメニューを作成できるように、無料で使えるテンプレート情報を紹介します。
Photoshop(PSD)テンプレートのダウンロード
プロのデザイナーが使うPhotoshop形式(PSD)のテンプレートを利用すれば、レイヤー構造が整っているため、色や文字を入れ替えるだけで簡単にプロ品質のデザインが完成します。
プロ品質のデザインを追求したい、またはデザインソフトを持っている方は利用するのが良いでしょう。
Canvaなどで使える無料テンプレート素材
デザインソフトを持っていない方でも、Web上で簡単にデザインできるCanvaなどのツールで使えるテンプレートも多数公開されています。
LINEリッチメニューの推奨サイズに合わせたキャンバスが用意されており、素材をドラッグ&ドロップで配置するだけで作成できます。
LINE公式アカウント管理画面でのリッチメニュー設定手順

デザインした画像を用意したら、次は管理画面で実際にリッチメニューとして設定する手順を解説します。
ステップ1:リッチメニューを作成(基本設定)
LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)にログインし、下記の手順で作成します。
- 左側のメニューから「リッチメニュー」を選択
- 「作成」ボタンをクリック
- 基本設定(必須項目)を入力します。タイトルは管理用なのでユーザーには見えません。
- 表示設定でリッチメニューを表示したい期間を設定します。
- メニューバーのテキスト(トーク画面下部に表示される小さな文字)を設定します。
- 初期表示は、トーク画面を開いたときにリッチメニューを表示させるか(オン)、非表示にするか(オフ)を選択します。基本的に「オン」が推奨です。
ステップ2:コンテンツ設定(デザイン画像の登録)
デザインした画像をアップロードし、分割パターンを設定します。「コンテンツ設定」内の「テンプレートを選択」をクリックし、分割パターン(例:4分割、6分割など)を選択してください。
「画像をアップロード」から、作成した1MB以下のJPG/PNG画像をアップロードすれば完了です。
ステップ3:アクション設定(ボタンへのリンク設定)
分割したそれぞれのエリアに、タップした際のリンク先を設定します。
- 分割エリア(A, B, C…)ごとに「タイプ」を選択します。
- リンク: WebサイトのURL(予約ページ、ECサイトなど)を設定。
- テキスト: ユーザーに特定のキーワード(例:「クーポン」)を送信させる。
- クーポン: 作成済みのLINEクーポンを紐づける。
- 選択したタイプに応じて、必要な情報を入力します(URLや送信テキストなど)。
ステップ4:保存と公開
全ての設定が完了したら、画面上部の「保存」ボタンをクリックします。設定した期間内であれば、自動的にリッチメニューが公開されます。公開後も、デザインやリンク先の変更はいつでも可能です。
まとめ:リッチメニューはサイズとデザインで効果が激変する
LINE公式アカウントのリッチメニューは、単なる飾りではなく、ユーザーを目的の行動へ導くための最も重要なインターフェースです。
成功のために特に重要なポイントは以下の3点です。
- サイズ: 公式推奨の2500px幅で作成し、1MB以下に圧縮する。
- デザイン: スマホでの視認性を最優先し、行動を促す簡潔なテキストを配置する。
- 設定: 確実にアクションを設定し、公開期間と初期表示を適切に管理する。
本コンテンツで解説した「推奨サイズ」「デザインのコツ」「設定方法」を実践し、あなたのLINE公式アカウントの運用効果を最大化してください。